みどり溢れる豊かな大地、広がる空、そんなところでのんびり過ごせたら・・・。そんな夢を叶えてくれる場所がイタリア、トスカーナにあります。
それは、キャンティワインのぶどう畑が広がる丘の上にある「ボルゴ・サン・フェリーチェ」という村です。フェリーチェはイタリア語で幸せという意味。そんな素敵な名前を持つ村を、村の美しい景色とともにご紹介します。のどかで美しい緑の大地を散歩している気分で見ていただけたらうれしいです。
伝統あるワインを育む村
ボルゴ・サン・フェリーチェは、ワインの名醸地キャンティのぶどう畑の真ん中にあります。紀元前エトルリア時代には人が移り住んでいた地域にあります。10世紀にはキャンティワインの創始者である家族がこの村の長となり、ワインの生産地となっていきます。
ぶどう畑の真ん中にある小さな小さなこの集落を、今は企業がまるまる買い取って、村ののどかな雰囲気を活かした5つ星のリゾートホテルとワイナリーとなっています。
ホテルといっても村の形をしていますから、ドライブがてら立ち寄ることも。
村に古くからある教会や、建物ものこされており、いい雰囲気。
ホテルの庭でもあるので、草花も手入れされていてとてもきれいです。
そして村の周囲は美しいぶどう畑がひろがります。
村にはワイナリーもあります。
この大きな樽はキャンティワインの伝統的な製法に使われる木樽です。ずらっと並ぶ姿が圧巻ですね。ワイナリー「サン・フェリーチェ」は140ヘクタールのぶどう畑を持つ大きなワイナリーです。現在14種類のワインを生産しており、日本にも出荷されています。
村にはワイナリー直営のワイン販売店があり、そこではワインの飲み比べもできます。
美味しいワインとゆったりした空気に満ちた美しい村「ボルゴ・サン・フェリーチェ」。そんな実り豊かな大地に立ち、広がる青空をあおいで、ほっとくつろいでみたいものですね。
[ボルゴ・サン・フェリーチェ]
[All Photo by Ryoko Fujihara]













