長いフライト時間は貴重な睡眠時間。到着した瞬間から元気に過ごすために、ぐっすり熟睡したいものです。けれども旅への期待と不安から、興奮して眠れないという方も多いのではないでしょうか。そんな悩みを解決すべく、脳波によって色を変える「ハピネスブランケット」が、イギリスの航空会社ブリティッシュ・エアウェイズより登場! 乗客のリラックス状態に合わせて色が変化するブランケットとは一体どのようなものなのでしょうか?

©YOUTUBE/BritishAirways-TheHappinessBlanket
世界中で話題に!ハピネスブランケットって何?

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快適な空の旅をサポートするハピネスブランケットは、ストレスや不安を感じると赤くなり、リラックス状態だと青くなるという魔法のようなブランケット。英国の航空会社ブリティッシュエアウェイズから新たに誕生したサービスの試用が開始されました。
不思議・・・どうして色が変化するの?

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ハピネスブランケットには脳波を測定するセンサーと光ファイバーを織り込んだ素材でつくられています。使う人のリラックス度合いによって、色が赤→青に変わります。 体内時間が狂いやすいフライト中、眠い時に食事が運ばれてきて「睡眠の邪魔」と感じたり、重たい機内食のおかげで「目がさえた」なんてことも。このような睡眠トラブルを解消して、乗客が熟睡できるよう、その結果に合わせて食事の時間やメニュー、機内のエンターテイメント内容など検討するということが目的だそう。
この取り組みをサポートする、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの脳内研究教授、ヴィンセント・ウォルシュ氏は、「フライト中、リラックスして体内時間を整えることが重要。乗客の方々のリラックスパターンから、サービス向上に役立てられる」と語っています。
フライト中のぐっすり眠るポイントは?

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またヴィンセント氏は、機内における正しい睡眠のコツも述べています。
・できるだけ席を倒してフラットにする
・靴を脱いで血行が悪くなるのを防ぐ
・アルコール、コーヒー、紅茶、炭酸飲料など刺激が強い飲み物は避ける
・映画、タブレット、PCを見過ぎない
・アイマスク、耳栓の利用でリラックス度を高める
また起きている時には水分補給をすることも大切だそうです。
「赤」は興奮、「青」はリラックス優位に!
色彩心理学では、「赤」を目にすると大脳が刺激されてアドレナリンが分泌され、適度な興奮状態とやる気を引き出すといわれています。それとは逆に「青」を見ると、リラックス状態をつかさどる副交感神経を刺激して、心が穏やかに。ハピネスブランケットを利用すれば、色の変化によりさらなる熟睡効果も期待できそうです。
機内で快適に過ごすため、進化し続けるサービス。ハピネスブランケットが定番になれば、ぐっすり眠って時差ボケ解消に役立つかもしれません。



