世界には星の数ほど博物館があり、中には「こんなものまで!」と思わずびっくりしてしまうユニークな博物館もあります。なかでも、東ヨーロッパのクロアチアには、斬新なアイデアで話題の博物館があります。それが、『失恋博物館(Museum of Broken Relationships)』です。
世界でも「失恋エピソード」を題材にした博物館は世界でもココだけ。そんな一風変わった失恋博物館を、今回は紹介したいと思います。
恋人たちの失恋エピソードが集結!
かつて人生を共にした恋人との思い出。思い返してみれば、素敵なことだけ・・・とは限りません。
思い出したくないような悲惨な思い出だってあったでしょう。人によって抱えている過去は様々です。
「失恋」は多くの人にとって、とても繊細でプライベートなものですが、悲しいかな、人の不幸は蜜の味。経験した相手が見ず知らずの人でも、なぜか気になってしまうもの。
そんな聞きたくても聞けない「失恋エピソード」を集めたのが、このクロアチアにある「失恋博物館」なのです。
美しいアイテムから、危険な物まで・・・
清潔感があり、シンプルでモダンな造りの博物館。そこに展示される「作品」の数々は、まるで一流アーティストのモダンアートを彷彿させる風格さえ漂いますが、よーく見ると変な物ばかり。
歯ブラシや粉々になったガラスなど、どうしてコレが失恋に繋がるの?気になる展示物が沢山並んでいます。
その展示物の裏に隠されたやユーモアたっぷりな別れ話や、あり得ない驚きのエピソードまで、その思い出の品々とともに失恋話を堪能することができます。
悲しい物語を持つ結婚式のドレスから、ホラー映画を彷彿させるような巨大な斧や人形まで展示物は様々。日本語用の冊子もついているので、英語が分からない方でも安心です。
自分の失恋グッズもエントリーできる!?
昔の恋人から貰った指輪、ネックレス、バッグなどなど。捨てられない思い出の品を持っていることもあるのではないでしょうか?捨てるに捨てられない思い出の品があって困っている人は、こちらの「失恋博物館」に寄贈することもできますよ。
実はこの博物館では、世界中からの失恋アイテムを随時募集しており、世界中の人と失恋話をシェアする事が可能。面白いエピソードや、人に聞いてほしいエピソードがある人はぜひオススメです。
カップルや女性に人気の高い「失恋博物館」ですが、最近ではハネムーンで訪れる新婚夫婦も多いそうです。失恋エピソードを見ながら愛の再確認をしているのか、勝ち組として笑いに来ているのかは分かりませんが、最近ではあまりに好評な為、ロンドンやニューヨークでも出張展示を行っているそう。
ぜひ、いつか日本にも来てほしいものです。
住所:Ćirilometodska 2,
10 000 Zagreb, Croatia
TEL: +385 1 4851021
営業:
夏(6月1日- 9月30日):
午前9時から午後10時30分
冬(10月1日- 5月31日):
午前9時から午後9時まで
クリスマス・元旦・イースター・諸聖人の祝日:一部休館あり
料金:大人25 KN、生徒や学生(フルタイムIDを持つ)20 KN、シニア(65歳以上)20 KN、15名以上のグループ予約の割引15 KN



