ココロとカラダをゆるめる旅【vol.5】すっぴん、ビーチサンダル、裸の笑顔で過ごすハワイ

Posted by: Mahoko Hart

掲載日: Jan 17th, 2017

ココロとカラダをゆるめる旅へ - 自分らしい人生を歩こう –

ココロとカラダをゆるめる旅【vol.5】 すっぴん、ビーチサンダル、裸の笑顔で過ごすハワイ

もともと濃い顔のわたし。

顔のパーツひとつひとつが大きく、はっきりしているので、どうメイクをしたらいいのかわからず、ファンデーションの匂いにも過敏で、顔に何かを塗るということができず、面倒くさがりで化粧直しということができなくて、ずっと化粧が苦手でした。

洋服が子どもの頃から好きでした。

アパレルで勤めていたことがありますが、人と同じものや、人に好まれやすいものを着るより、ちょっと変わった柄やデザインのものを選ぶことが多く、靴やバッグも好きで、一時期、靴を40足持っていたこともありました。

それが、ハワイで生活することを決め、スーツケース1個で渡米できるようになるべくものを減らすよう、いわゆる断捨離を始めたら、いらないものをどれだけ多く抱えていたかに気づいたのです。

ココロとカラダをゆるめる旅【vol.5】 すっぴん、ビーチサンダル、裸の笑顔で過ごすハワイ
(C)Magic Yoga Studio
Diamond Head State Monument, Oahu Island(Hawaii)

化粧をしないのに、いつかするようになるかもと、化粧ポーチに入れたまま放置していたり、洋服も靴もバッグも、普段使わないものの方が多かったり。

そんな「買うことの満足感」を満たすだけの、そして「持っているだけで安心」な物の多さにうんざりし、ココロもカラダもスリムになりたいと、ハワイ行きをきっかけに思いきってほとんどの物を譲ったり処分したりしたのでした。

ハワイに渡ってからも、限りある予算のなかで、なるべく物を買わないよう、増やさないように知恵を絞りながらの生活。

メイクは、薄く日焼け止めと保湿リップを塗るくらい(日焼け止めすら忘れてしまうこともたびたび)。洗顔料すら買わないようになって、洗顔はぬるま湯と冷水で洗うのみ。

洋服は格安のキャミソールとヨガウェアのパンツを数本のみ。靴は必要なく、ビーチサンダルや楽なサンダルとスニーカーがあれば十分。

幸い、もともとクラブやパーティーのような夜の楽しみを好む生活ではなかったので、かわいいサンダルやお洒落な靴も必要なし(ハワイも四季はあるので、冬になるとロングブーツを楽しむ人もいますよ)。

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ココロに巣食う「思い込み」というモンスター

ココロとカラダをゆるめる旅【vol.5】 すっぴん、ビーチサンダル、裸の笑顔で過ごすハワイ

Pele’s Chair, Oahu Island (Hawaii)
(C)Magic Yoga Studio

日本にいた頃は、ひとの目が気になって、二の腕が出るタンクトップやキャミソールなんて着たことも買ったこともなかったのに、ハワイでは人の目を気にせずに着られる心地良さ。

あんなに日本で居心地悪く感じていたのはなんだったんだろう?
今となっては、不思議です。

きっと自分自身でつくりだしていた思い込みのモンスターが勝手に暴れ、「ひとの目」や「居心地悪さ」を敏感に意識しすぎてしまう状態に、自ら溺れてしまっていたのかもしれません。

アメリカで見つけたのは、誰にも気にされず、しなくてもいいことはしなくていられる自由さと、物への執着から解き放たれて、自分に必要な物だけを選択できる自由さ。

人と同じでいられない。
人と同じことに違和感を感じてしまう。

その日本で感じていた窮屈さから抜け出し、個性をそのまま重んじる自由と、違いを互いに認め合い、受け入れ合う多様性に出会ったことで謎のモンスターは追い出され、もう人の目を気にすることはなく、日本でも、ニューヨークでも、TPOや生活環境に適応した最低限の持ち物で、ひとの目を気にせずに自分の個性を活かした振る舞いができるようになりました。

ココロとカラダをゆるめる旅【vol.5】 すっぴん、ビーチサンダル、裸の笑顔で過ごすハワイ
Kauai Island (Hawaii)
(C)Magic Yoga Studio

人間も自然の一部です。

ハワイに限らないことだと思いますが、大自然を目の前にすると、ココロもカラダも丸裸になれて大きく伸びをしてココロを開放したくなります。

自然と同調して、自然との調和を感じることで得られる幸福感。
ありのままの自分まるごとを認めて受け入れてあげられる安心感。

なにより、大自然に対してちっぽけな自分の存在を認識することで、ちっぽけな自分でも、何かの目的のために生まれ、生かされていることへの感謝を感じることができるのが旅のひとつの醍醐味かなと思います。

ココロとカラダをゆるめる旅【vol.5】 すっぴん、ビーチサンダル、裸の笑顔で過ごすハワイ

Hanauma Bay Ridge Hike, Oahu Island (Hawaii)
(C)Magic Yoga Studio

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Mahokoさんが大切にする「旅の合言葉」とは?

ハワイはありのままの自分自身でいられる場所ということを、実生活を始めてなおさら実感し、毎日活き活きと笑えている自分に「もっともっとここで暮らしていたい」という想いがどんどんふくらんでいったため、長く住むための努力ができたのだと思います。

旅や海外生活は、自分の欲しいもの、やりたいことがはっきりしてきます。
訪れなければ知りようがないこと、確かめられないことがたくさんあります。

実際にその土地土地の風、空気、太陽のあたたかさを肌で感じ、雨の音、小鳥のさえずり、人のざわめきを耳で聞いて、ポジティブな言葉を口から発していくことで、自分の人生は、よりシンプルで、深く、おもしろみのあるものになっていきます。

合い言葉は、「荷物を減らして旅に出よう」。
必要なものは熱い想いとパスポートと裸の笑顔で「ハロー!」。

ココロとカラダをゆるめる旅【vol.5】 すっぴん、ビーチサンダル、裸の笑顔で過ごすハワイ

Jamba Juice, Oahu Island (Hawaii)
(C)Magic Yoga Studio

Mahoko Hart
Magic Yoga Studio
https://magicyoga.wordpress.com/

[All Photos by Magic Yoga Studio]
※無断で画像を転載・使用することを固くお断りします。
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PROFILE

Mahoko Hart

Mahoko Hart ヨガティーチャー/ライター

横浜市出身。海外への目覚めは遅く、ひとりハワイ旅行をきっかけに英語を勉強しながらハワイ移住を決意。姉と友達の住むニューヨークへ2週間遊びに行った時に、友達に招かれたセントラルパークでのピクニックで出会った彼が今の旦那さん。日本、ニューヨーク、ハワイを行ったり来たりの旅人。

横浜市出身。海外への目覚めは遅く、ひとりハワイ旅行をきっかけに英語を勉強しながらハワイ移住を決意。姉と友達の住むニューヨークへ2週間遊びに行った時に、友達に招かれたセントラルパークでのピクニックで出会った彼が今の旦那さん。日本、ニューヨーク、ハワイを行ったり来たりの旅人。

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