【TABIZINE 現地特派員による寄稿】
パリのエキゾチックなエリアガイドといえば、2008年NHK「テレビでフランス語」の講師でもある清岡智比古先生の「エキゾチック・パリ案内」平凡社新書。パリにあるユダヤ、アラブ、アフリカ、中華街についての濃い内容が詰まったガイドブックです。
このガイドを手に、あなたの知らないパリを探しに、パリ最大の中華街があるといわれる13区に行ってきました。フランス語学習者にとって最大の難関は発音です。ここでつまづく人も多いのではないでしょうか。解決方法は、下手なフランス語を話すことです。
今日の挑戦は、レストランで「たった一つのフランス語」で注文をする
中華街の最寄り駅、7番線の「Porte d’Ivry」駅をスタート。

駅近くには、ベトナムサンドイッチ、バインミーのお店があり、アジア人が多い地区だけあって、サンドイッチの中の具が豆腐のTOFUバインミーというのがあったりします。

中華街だけあって、噴水も赤一色になっています。

店員さんが真剣に掃除をしていた中華料理店。

近くに、なかなかよさそうなベトナム料理店を見つけました。


中華街の散策を終えて、いよいよ目指していた店を見つけました。さて、注文に必要な「たった一言」とは?
お店を見つけたら、ひるまずフランス語で注文
使う言葉はたった一つ。店に入ったら、メニューくださいから始まって、メニューの写真を指差しながら「これください」というと言うだけで伝わります。
サ スィルヴプレ
この言葉だけ覚えておけば大丈夫です。「は?」という顔をされてもひるんではいけません。
笑顔で繰り返しましょう「Ça ,s’il vous plaît.(サ スィルヴプレ)」
その後、なかなか居心地がよさそうな席に案内される前に勝手に座りました。

頼んだフォーに乗せるための薬味が運ばれてきました。フレッシュなハーブやもやしがたっぷり山盛りになっています。

フォーと一緒に頼んだ甘々の練乳入りサイゴン風アイスコーヒーも運ばれてきました。
このコーヒー甘々ですが、氷に苦いコーヒーが染みており、溶かすとちょうどいい甘さになり絶妙な味になります。

夜はバンドの演奏などもあるもよう。

下手なフランス語でも無事に注文ができました。
まず、はじめの一歩はとにかく話すことかもしれません。話していくうちに、まったく下手なのですが、自分はできているんじゃないかと勘違いして、だんだん自信がついてくることが上達への道かと思います。もっと話せるようになったら、よりディープな、エキゾチックなパリを楽しめるはず。清岡先生、楽しいガイドブックを作っていただき、ありがとうございました。



