だんだん秋も深まり、サンマも旬を迎えました。秋の食卓の定番とも言えるサンマの塩焼き。買ってきたサンマを焼くだけでもおいしいですが、ちょっとした手間でいつもよりふっくらジューシーになるんです。今回は家庭用の魚焼きグリルでもおいしくサンマを焼くコツをご紹介しましょう。
塩をふって、水気と臭みをとる
バットやまな板にさんまを並べて20~30cmくらい上から均等に塩を振り、15分ほどおきます。塩をふることで余分な水分が出て、臭みも抜けるんです。余分な水分はキッチンペーパーで拭きとります。
焼く前に切り目を入れる
両面に斜め格子状に切り目を入れておきます。見た目も美しくなるだけではなく、火の通りがよくなって皮が破れるのを防ぐといった効果もあるんです。
グリルをしっかり予熱する
グリルからサンマを取り出す時に、皮が網にくっついて破けてしまったことはないでしょうか? 焼く前にグリルを強火で5分くらいしっかりと予熱すれば、皮がくっつきにくくなり、さらにふっくらジューシーに焼けますよ。水を入れすぎてしまうと水蒸気でべたついてパリッと焼けなくなってしまうので、入れ過ぎには注意しましょう。
網に油を塗る
サンマを焼く前に、グリルの焼き網にサラダ油を刷毛やキッチンペーパーでさっと塗っておきます。こうすると皮が網にくっつきにくくなります。
盛りつけた時の「表」を下にして焼く
まずはじめに盛りつけた時に表になる方を下にして強めの中火で6〜7分、ひっくり返して5〜6分焼きます。表になる方を最後に上向きで焼くことで、皮がパリッと香ばしく焼き上がりますよ。
シンプルだからこそおいしく焼きたい秋の味覚サンマ。ちょっとの手間でさらにおいしい塩焼きを試してみてはいかがでしょうか? 旬の脂がたっぷりのったサンマは、大根おろしやすだちとの相性も抜群! 秋の夜長、おいしいお酒と一緒に嗜むのも最高の贅沢ですね。
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