お出かけを予定している日が晴れだと気分が上がったり、休み明けの月曜に朝から雨模様だと気が重くなったりしませんか? これは「気の持ちよう」というわけでなく、幸せの度合いは天候によっても左右されるためなのだそうです。
この事実は、著名な心理学者のショーン・エイカーさんが行った研究などでも証明済です。米ハーバード大学の教授として教鞭をとり、ご自身もハーバード出身のエイカーさん。現在は世界50カ国以上でポジティブ心理学に関する公演やコンサルティングを行っており、国内でも日本語訳の著書『幸福優位7つの法則』などが出版されています。
仕事の効率がアップする「20分休憩」
エイカーさんによれば、天気の良い日に外に出て息抜きをすることはとても大切だといいます。気分転換になるのはもちろん、視野を広げるきっかけとなったり、仕事の生産性も上がるそうです。20分程度でもその効果は絶大。仕事に煮詰まったときこそ、一度手放してみて、休憩を取るのが得策と言えるかもしれませんね。
休憩時間を確保するのが難しい場合は、ランチタイムを外で過ごしてみましょう。同様の効果が見込めるそうですよ。
生産性を3割増にするポジティブ思考
遅くまで残業したり、休日返上で仕事をするのも非効率的のようです。これはきっと、多くの人が実感していることなのではないでしょうか?
ストレスを抱えている状態だと、生産性が低くなります。脳を休ませることで、気持ちをポジティブな状態に持っていけば、アウトプットは大幅にアップ。なんと生産性が3割も増すそうです。それだけでなく、創造力や考える能力、エネルギーも向上するというから、興味深いですね。
といっても、片付ける仕事が多くて大変なときもありますよね。そんなときには、翌朝早めに出勤して片付けるのもひとつの方法ではないでしょうか。朝は脳が活性化するので、仕事もはかどるはずです。
早めに帰宅してお酒をゆっくり飲んだり、家族と過ごすなどの自由な時間を意識的に持てるようにしたいですね。こうした何気ない時間が、日々の気持ちに影響してくることを忘れないようにしましょう。
脳が疲れている状態では、ポジティブに考えることができないばかりか、物事を悲観的に捉えてしまいがちです。5月病にならないためにも、仕事と休日のメリハリをつけたいものですね。
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