年々人気が高まっている「個人旅行」。ツアーで旅をするのも手軽で良いけど、個人旅行にはまた違った魅力があります。自分のサバイバル能力を試される場面があったり、行きたい場所をリサーチするドキドキ感もあり、その魅力を一言で語るのは難しいほど。ただ、個人旅行に自己責任はつきもの。今回はより安全に楽しい個人旅行を実現するために、絶対におさえておきたいポイントについてお伝えしていきます。
まずは航空券とホテルをおさえて移動手段を考えよう
初の個人旅行であれば、旅行会社を通して航空券とホテルをおさえるのが簡単。また、その際に空港からホテルまでの移動はどのような交通機関が使えるのか、把握しておくことも大事です。ホテルから最寄りの駅やバスターミナルを調べておけば、スムーズにホテルにたどり着けます。
必ず用意しておきたいのは見やすい地図のついたガイドブック
個人旅行に欠かせないのはガイドブック。現地で迷うようなことがあっても、ガイドブックさえ持っていれば地図で調べることができます。さらに、初めて訪れる国や地方に旅行に行ったとしても、その地図を見せて、行きたい場所を指でさして聞けば現地の人に親切に教えてもらえることも。
最低限の現地の言葉は覚えておこう
意外と重要なのが現地の言葉。日本人も外国人に「こんにちは」と日本語で話しかけられれば、気分が良いものです。複雑な言葉まで覚えていく必要はありませんが、最低限「こんにちは」「ありがとうございます」「すみません」は覚えていった方がいいでしょう。個人旅行では言葉が身を助ける場面も多々あります。
おおまかなスケジュールはあらかじめ決めておく
まったくスケジュールを決めずに旅行をするのも楽しいのですが、個人旅行の経験が少ないのなら、おおまかなスケジュールは決めておいた方が賢明。旅行期間は限られています。無駄な時間の浪費を防ぐためにも、観光する場所、食事を取るお店、エリアなどをあらかじめおおまかに決めておくと、旅の目的がより明確になり、充実した旅行ができるでしょう。
旅行保険に入っておき安心をお金で買っておく
個人旅行で心配になるのが、旅行先での事故や病気。万が一に備えて、旅行保険には入っておきたいところです。クレジットカードについている旅行保険を利用するのもひとつの手ですが、旅行会社がオススメする旅行保険に入り2重の保険をかければ、安心感のある旅が実現できます。
両替する場所と金額を決めておくと便利

海外に個人旅行に行くとき、忘れてはいけないのは両替。空港、ホテル、現地の銀行によってレートが違うことが多いため、あらかじめレートの良い場所で両替しておくことが大事。ただ、空港での両替は比較的レートが良くないため、移動手段にかかる最低限の金額だけ両替して、ホテルにチェックイン後、街の両替所や現地の銀行で旅行の間に使う金額を両替するといいでしょう。
旅行先の治安についてリサーチしておく
安全な旅をするためにも、外務省の海外安全ホームページを始め、旅行先の治安について調べておきましょう。個人旅行では自分の身は自分で守るほかありません。現地の治安については、これでもか、と思うくらい調べておくことをオススメします。
派手な服装は控えてあまり目立たないようにする
国によっては日本人が普段しているファッションでは目立ってしまうことがあります。目立つということは、それだけ犯罪などに巻きこまれる危険性が増すということ。危険から身を守るためにも、露出度の高い派手な服装は控え、シンプルで機能的な服装を心がけましょう。歩きやすい靴で行くのも忘れずに。
できるだけ物を減らし必要最低限の荷物で行く
自分で移動を行う個人旅行では、アレもコレもと物を詰め込んでしまうと、キャリーケースを持ち運ぶだけでも疲れてしまいます。旅行する準備をするときは、本当に必要なものだけを詰め込み、少しでも負担を減らしましょう。1週間以内の旅行であれば、キャリーケースと機内に持ち込める斜めがけバッグだけで十分だと言えますよ。
いつ何が起こってもいいようにお金は分散して持つ
旅先で心配になるのがお金の所持。特に治安があまり良くない国や地域を訪れるときは、防犯のためにも、お金は分散して持つに越したことはありません。100円ショップに売っているお財布を最低2個は買っておき、ひとつはバッグに、もうひとつはホテルの金庫に、残りは腹巻タイプのお財布などに入れておけば安心できます。
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