北部を中国、南部をインドに接するネパール。このため、当地の食文化は中国とチベット自治区、インドの影響を受けています。「日本人の口に合う」「美味しい」と評判のネパール料理の魅力をお伝えします!

ネパール料理って?
ネパールは国民の多くがヒンズー教徒または仏教徒です。ヒンズー教では牛は神聖なものとされていることもあり、ネパールの料理に牛肉が使われることはほとんどありません。一般的な食事はレンズ豆のスープ、ご飯、カレー味の野菜とアチャールと呼ばれる漬物で、カレー風味の肉類も人気が高いそうです。

ネパールには四季があることから、年間を通して旬の野菜を使った料理が楽しめます。また、香辛料を多用するインド料理と比べ、ネパールのスパイス使いはマイルド。我々日本人の口に合うのも、こういったところにあるのかもしれません。

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ネパールの代表的な料理
モモ/餃子

ネパールを訪れたら「モモ」は外せません! ひき肉と野菜、スパイスを小麦の皮で包んだ料理で、スパイシーなトマトチャツネやチリソースなどをかけていただきます。「蒸す」「焼く」「茹で」の3つの調理法から選べるという、中国の餃子を思わせる料理。チベットやブータンの伝統料理でもあります。
ロティ・プラタ/平焼きパン

「ギー」と呼ばれるインド料理によく使われるバターと小麦粉などをこねて、平たく伸ばして焼き上げるパン。サクサクッとしたクロワッサンのような食感が楽しい一品です。スパイスで味付けしたジャガイモや玉ネギなどを包んで焼くことも。ミルクティーとの相性がよいパンで、朝食にピッタリ! インドでも広く食べられているパンです。
フライドライス/チャーハン

ニンジンやタマネギなどの野菜、卵、鳥肉などの具をお米と一緒に炒めたもの。ネパールの焼き飯は細長いお米で作るため、パラパラ感がグッド! ネパールでもチャーハンが食べられるなんてちょっと不思議な感じがしますね。
このほか「トゥクパ」と呼ばれる五目あんかけ風のスープ麺、ジューシーで風味豊なネパール風焼き鳥「シェクワ」、インド料理でお馴染の「タンドリーチキン」なども。
ネパールフェスティバル2014で実際に味わってみよう!
中華よりもエキゾチックで、インドよりもマイルドなネパール料理。現地へ行く前に、今月9月20、21日に上野恩賜公園で行われる「ネパールフェスティバル2014」で事前チェックをしてみてはいかがでしょう。ネパール料理だけでなく、現地の文化も体験できるイベントが盛りだくさんですよ。
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