ニュージーランドの北島にあるロトルアは、北島における観光地の代表的な場所です。地熱活動によって生み出された、ロトルアの絶景には目を見張るものがあります。
地熱活動が生んだ色鮮やかな温泉
「ワイ・オ・タプ・サーマル・ワンダーランド」は、広大な地熱地帯にあり、さまざまな火山活動が生み出す絶景温泉を見ることができます。

ツートンカラーが印象的なシャンパンプール。シャンパンをグラスに注いだ時のように、表面からは小さな気泡がたくさんでています。それは炭酸ガスを含んでいる温泉だからだそう。

ここはレディーノックスカイザーという間欠泉。この間欠泉は最大20メートルほど吹き上がるそうです。
間欠泉を吹き上がらせるショーを間近で楽しむことができますよ。

このエリアでは、マッドプールという泥が沸々とわき上がる様子も見かけます。
また、世界最大といわれる温泉湖を備える「ワイマング火山渓谷」は、タラウェラ山の噴火活動によって形成された火山地帯です。ハイキングをしながら眺める絶景には心身ともに感動で奮えてしまうことでしょう。

ミネラルを含む大地は、こんな鮮やかな色に。
火山地帯が作り出した表情豊かな大地は、まるで絵の具のパレットの上を旅しているかのようです。
紹介した鮮やかな温泉はいずれも入浴はできませんが、「ポリネシアンスパ」や「ワイキテ渓谷温泉」に行けば、ロトルアの天然温泉に浸かることもできます。
色濃く残るマオリの文化
ロトルアの名スポットは絶景温泉だけではありません。ニュージーランドの先住民族、マオリ族の文化が色濃く残る地でもあります。
「オヒネムツ(Ohinemutu)」や「 ミタイ(Mitai)」「タマキ(Tamaki)」などのマオリ村と呼ばれるところでは、マオリ族に受け継がれる歌や踊り、伝統のハンギ料理が楽しめます。
広大なロトルア湖に浮かぶ「モコイア島」も、マオリのテ・アラワ族にとっての聖地だそう。火山の噴火口が崩壊して、カルデラ湖になったときに形成されたというこのモコイア島は自然保護区となっており、希少な鳥や動植物が生息しています。ツアーに参加すれば、貴重な固有種のバードウォッチングも楽しめますよ。
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