ホテルをえらぶとき、価格や立地などさまざまな選択基準があると思いますが、特に女性からの注目度が高いポイントと言えば、備え付けの「アメニティ」です。シャンプー＆コンディショナー、シャワージェル、ボディローションなどなど。
特に、出合えるとつい嬉しくなるのが「ブランドアメニティ」。小さなボトルにもかかわらず風格すら感じられ、使うのがもったいない！と思ってしまうほど。
非売品という事実がもたらす特別感
たとえば、イタリアの有名ブランド「サルヴァトーレ・フェラガモ」。上品さと爽やかさが融合した濃厚な香りを特徴としたアメニティの数々は、ラグジュアリーな気分を演出してくれます。その中でもシャンプー＆コンディショナーは、つるつるのツヤ髪になるとの口コミ多し。
高級感が漂うアメニティといえば、「ブルガリ」も外せません。オ・パフメコレクションをベースとしたラインナップで、グリーンティーの香りを基調とした「オーテヴェール」と、紅茶の香りを基調とした「オーテルージュ」などのシリーズが取り入られています。
香りの良さで言えば、南仏ブランド「ロクシタン」のアメニティも若い女性を中心に人気です。「お客様にプロヴァンスの快適をお届けする」をコンセプトに生まれたアメニティは、通常のバスグッズだけでなく、ハンドクリームやオリジナルのポーチなど嬉しい特典も！
航空会社発はスペシャル仕様
そして、ブランドアメニティといえば、もうひとつ気になるのが「航空会社」。おもにファーストクラスやビジネスクラスで配布されているので、めったにお目にかかることはできませんが、こちらでもこだわりが詰まったラインナップが展開されているようです。
昨年4月にCNN Travelから発表された「アメニティが優秀な航空会社12選」。その一つに選ばれたエミレーツ航空では、ファーストクラスの女性用アメニティとして、「ブルガリのポーチ＆コスメ」を導入しています。
その他、シンガポール航空では、ファーストクラス・男女兼用アメニティとして「Kiehl’sのポーチ＆コスメ」を、エティハド航空では、ファーストクラス・男性用アメニティとして「Harley Smithデザインの牛革ポーチとラ・プレリーのコスメ」を導入しており、それぞれが同記事内にて優れたアメニティとして選出されました。
アメニティ本来の姿は、ほんの少し快適性をアップしてくれる「備品」ですが、そこには、ホテルや航空会社の「こだわり」そして「おもてなし」を感じることができます。旅する者の心をあたためてくれる大事な要素です。
PROFILE
Mika Hirai ライター
ツアーディレクター、旅行情報誌の編集者を経て2011年に渡米。現地タウン誌の編集者として働いた後フリーランスに。仕事・プライベートで訪れた観光地は数知れず。現在はサンフランシスコ郊外在住。
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