
チョコビールといっても、チョコレートリキュールを使ったお菓子のように甘いビール、というわけではありません。原料は普通のビールと同じ。通常約85度で焙煎するところを、約160度で焦げる直前まで焙煎したチョコレート麦芽を使ったビールです。

チョコレート麦芽は、かじってみるとほろ苦く、ビターチョコのような味がするそうです。ちなみに黒ビールの場合は、約220度で真っ黒になるまで焙煎した、コーヒー風味の麦芽が使われるのだとか。
異なる味わい、本数限定4種のチョコビール
今年1月10日に発売されたサンクトガーレンのチョコビールは、全部で4種類。
■インペリアルチョコレートスタウト
フルボディの赤ワインにも負けない飲み応え、と聞いて飲んでみると・・・これは! 一言でいうと、風格のあるフルーティーな黒ビールという感じですごおくおいしい! 黒ビールによくあるスモーキーさや鉄っぽい風味はなく、でもコクがあって、炭酸の入り具合も絶妙です。飲んでいるうちに心地よく頭がもったりしてくるのは、さすがアルコール9%。ワインのように2年間熟成させることもできるそうです。ぜひ挑戦してみたい!

■ミントチョコレートスタウト
香り付けに使う「アロマホップ」の一部をペパーミントに替えて仕込んだチョコビール。飲むと、ミントチョコのような香りが爽やかに鼻孔に抜けます。

■オレンジチョコレートスタウト
“橙(だいだい)”の実を皮ごと細かく刻み、ジャムのように凝縮して麦汁(ノンアルコールの麦ジュース)と共に発酵させたチョコビール。想像より甘くなく、上品でキュートな、飽きない味。オレンジの風味はやっぱり、チョコにもビールにもよく合います。

■スイートバニラスタウト バレンタインVer.
一流パティシエも使うというパプアニューギニア産のバニラを使った甘い香りのチョコビール。まさにバレンタインにぴったり! 誰かに教えたくなる味わいです。「ジャパンビアフェスティバル」という日本最大級のビールの祭典でも来場者投票で1位だったという人気ぶり。

4種を飲み比べるならこの順番
バレンタインに贈るなら、4本セットを「一緒に飲も!」と二人で飲み比べしてみると楽しい時間を過ごせそう。
順番は、飲みやすい【オレンジチョコレートスタウト】から始めて、【ミントチョコレートスタウト】、【スイートバニラスタウト バレンタインVer. 】、の順に個性的な風味を楽しみ、特濃の【インペリアルチョコレートスタウト】でしめるのがおすすめ。
これなら甘いものが苦手な男性にも喜ばれるし、一緒に飲めない場合でも、「どうだった?」と味の感想を聞くことで会話もはずみそうです。
サンクトガーレンでは、チョコビールの他にも数々の賞を受賞したおいしいクラフトビールがたくさんつくられています。提携百貨店や酒屋さん、ネット販売などで手に入りますよ。


