切り替え日でも、大々的なお知らせはない
日本人には馴染みの薄いサマータイムですが、欧米では、大部分の国でサマータイムが実施されています。
もしも日本にサマータイムが取り入れられたとしたら、切替え日のたびに、数日前から、お節介と思えるほどの広報が行われ、前日のテレビは、サマータイムの話題一色になりそうです。
そして、おそらくホテルや駅などでも、「明日からサマータイムです。お気をつけください」というお知らせが、あちこちに張り出されそうな予感がします。
しかし海外では、特に大々的なお知らせもなくサマータイムがはじまり、そして同じように標準時間に戻るようなのです。
(ひっそりとお知らせの貼り紙があったりもするようですが)
それでも、特に混乱がないのは、普段から、「電車は遅れて当たり前」くらいの感覚で生活しているからなのかもしれません。
旅行中に切り替え日が当たるときは乗り遅れに注意
というような状況なので、旅行中にサマータイムへの切り替え日がぶつかってしまう場合は、注意が必要です。
世の中の時計が1時間早まる中で、切り替えを忘れていたら、「自分の時計だけが1時間遅れている状態」になるわけです。
運が悪いと飛行機に乗り遅れることもあるかもしれません。
反対に、サマータイムから標準時間に切り替わる日は、切り替えを忘れていても、1時間先に着くだけなので、心配無用ですが。
それから、ヨーロッパの大部分の国では、3月の最終日曜日の午前1時にサマータイムに切り替わるのですが、「日曜日の深夜」ではなくて「土曜日の深夜」という点もお忘れなく。

[hotelwollner]
ハンガリー・ショプロンにあるホテル。アットホームな雰囲気だったが、11月に標準時間に戻るお知らせはなかった



