高層ビルのお膝元にもマルシェ!
パリの市内では、曜日を変えてあちこちに市場(マルシェ)がたちます。もちろんスーパーもあるけれど、マルシェにはかごを持ったりカートを引いたりして、近所の人たちが集まってきて、楽しそうに、そして真剣に買い物をしています。
パリ14区に立つモンパルナス・タワーは、パリ市内では珍しい高層ビルです。最寄り駅はメトロのゲテ。駅の出入り口の階段を見上げながら登るとき、ほかに比べる建物がなく一棟だけすっくと天に向かってそびえるようすに、少しばかり圧倒される思いがします。
モンパルナス・タワーは、遠くからでもよく見えるランドマークのひとつですが、そのお膝元でもマルシェがひらかれます。
市場というと、日本人には魚や野菜というイメージが浮かびやすいのですが、パリの市場には魚や野菜はもちろん、肉やパン、ワイン、チーズなどの乳製品、雑貨なども並びます。
●旬を感じるマルシェ散策
秋が深まってくると日の出の時間が遅くなり、マルシェの開く時間になってもまだ薄暗い日も少なくありません。でも1〜2時間もすればすっかり夜は明けて、さわやかな雰囲気に。
旬を感じ取ることができるのがマルシェの楽しさ。秋にはたくさんのきのこや栗なども並びます。もっとも一般的なのはシャンピニオン・ド・パリというマッシュルームだとか。黄色いジロール茸はフランスで人気のきのこです。しいたけも並んでいて、「shiitake」と表示されていることもあるようです。
マルシェを見に行ったら「きのこが食べたーい」という気分になっちゃうかも・・・、というおそれのある人はキッチン付きのホテルか、アパルトマンに宿泊して、マルシェでお買い物をして料理をするという手もあります。









